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大長今テーマパークの基礎知識 - ドラマのあらすじ

大長今テーマパークに興味がある人は、すでに「宮廷女官チャングムの誓い」のドラマを見ていると思いますが、念のため、ここではあらすじをご紹介します。

ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」

日本では「宮廷女官チャングムの誓い」ですが、韓国でのタイトルは「大長今」です。この「大長今」は「テ・ジャングム」、「デ・ジャングム」と発音しまして、「偉大なるチャングム」という意味です。

ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」は15世紀の国王、中宗(チュンジョン)の時代に生きたチャングムと呼ばれる女性についてのお話です。

朝鮮の宮中にはセンガクシ(幼い女官)、女官、サングン(正五位の女宮)、医女、ムスリ(女官の洗面などの付き添い)など、いろいろな職業の女性がいまして、厳しい宮殿の法と制度の下で、それぞれの仕事をしています。

国王の食事を調理する場所の水刺間(スラッカン)、宮殿で縫い物をする場所の針房(チンバン)、洗濯所の洗踏房(セダッパン)、貞顕王后(チョンヒョンワンフ)が住む宮殿である大妃殿(デビジョン)、中宗(チュンジョン)の息子が住む東宮殿(ドングンジョン)、中宗(チュンジョン)の妾が住む後宮殿(フグンジョン)などの場所で、それそれが仕事をしています。

幼少時より宮廷に入り、水刺間(スラッカン)の一員として働いていたチャングム。「水刺間(スラッカン)の最高尚宮(サングン)となり、最高尚宮(サングン)にだけ伝えられる秘伝の書に母の無念を綴る」という母の遺言を果たすために女官になりますが、チェ一族の謀略によって、奴婢の身分に落とされてしまいます。

奴婢として生活していた場所で、「医女になれば、宮廷に戻ることができる」と知ったチャングムは医学の勉強をし、宮廷に戻ります。宮廷での働きが認められ、母の夢であった水刺間(スラッカン)の最高尚宮(サングン)となり、母の遺言を果たすことができました。

その後は国王である中宗(チュンジョン)の主治医になり、「大長今」の照合を与えられました。

男女の差別、身分の差別が激しかった時代に、身分が高い者しかなれなかった医官になり、さらに国王の主治医を奴婢の身分だった人間が受け持つということは奇跡に近いことでした。

人柄はもちろん、優れた医術がなければ不可能なことにもかかわらず、チャングムはそれを成し遂げたのです。

そんなチャングムのサクセスストーリーを描いたのが、「宮廷女官チャングムの誓い」なのです。

 

少しだけ感想

ドラマの中には、チャングムがあまりにも気の毒で見ていられない話もありましたが、それを乗り越えて強くなっていくチャングムの姿は、ついつい応援したくなります。「あ〜もう、こうしたらいいのに!もっと、あいつをやっつけてやればいいのに!」と何度も思いましたが、純粋で立派なチャングムは私とは違い、常に信念に基づいて行動しています。

全部で54話ありますので、最初は「な、なに!?54話もあるの?」と思うかもしれませんが、見ているうちに続きが気になり、ドンドンと引き込まれていくこと間違いなしです。